Aquaponic Challenge & First Hop Harvest

初めての、アクアポニックスでホップを栽培!

前年に路地栽培されているホップからクローンを作り栽培を開始。

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GreenRush

北米カリフォルニアやワシントンで生産されているホップがクラフトビールブームを巻き起こして、世界中に広がっています。 日本でも多くの醸造家も生まれてカルチャーが広がっているなか、北米で生産されたホップのドライペレットを利用してビールをつくっているため、IPAなど高価なビールになっています。

ホップ自体は涼しい気候で育つもので、今回山梨県北杜市明野町で農場を開くことになり、標高600メートルはあるこの場所であればホップが育つのでは?という思いからチャレンジしてみました。 ハイドロポニックスとアクアポニックスで、カスケードとセンチネアルという品種を育ててみました。 

はじめてのチャレンジ

2022年の9月にクローンを作成、成長させてはクローンを取る手法で2月までに4苗作成し、3月から農場での栽培を開始しました。 1年目はあまり収穫が見込めないといわれていますが、春になってロケットスタートさせるために、朝3:00AMから7:00AMまで、LED照明を追加し成長をブーストさせて1年目の収穫に挑みました。 7月中旬には収穫、センチネアルが約2キロ、カスケードが約1.3キロ収穫できました。ビールにしてもらうほど採れなかったのですが、ビールに追いホップといて追加するだけで、香りが増し、素晴らしい体験となりました。 10月にはアクアポニックスで育てていたセンチネアルが収穫される予定です。


収穫したホップ

収穫したホップ

今後の課題と取り組み

アクアポニックスでもしっかり大きく成長させることができますが、花が咲く頃は1日5リットル近くの肥料水を吸うようで、濃い肥料水を用意するのが大変なので、ベースはアクアポニックスの肥料水、それにりんやカリウムが多い液体追肥を行うことで、効率よく、コストをかけずに栽培することが可能です。