Yearly Report 2022 2022年次レポート

2021年に、廃墟だった建物の天井の一部をポリカ波板に貼り替え1年を通してインドアで栽培できるようにしました。 2022年になって、大工のリョウさんにお願いし、魚が住むエリアを施設内に構築してもらい、水温を一定に保つようエアコンを設置。 魚をリモートで生かすために、水温、PH、水位、餌の残量、などをリアルタイムでモニタリングできるようにし、魚の餌を自動で与える装置も設置し、魚の健康状態を目視で確認できるようにしました。

5月から試験的に魚を入れ、7月から試験的にレタスの栽培を開始しました。 夏場は40度を超えてしまうためレタスは育ちませんでしたが、9月以降涼しくなってから、少しづつ安定して成長するようなり、11月以降本格的に寒くなってからは、ほうれん草・小松菜などの寒さに強い野菜の栽培を開始しました。

農場

インドアサイト 広さ : 約15m2

  • 上 : NTFレタスベッド

    水耕栽培用のNTFレタスベッドを試験的に循環式アクアポニックスで利用。

  • 中 : 6穴 DWCコンテナ x 8

    アクアポニックスの野菜と比較するために水耕栽培DWCコンテナを4個繋げ、2列用意。コンテナはホームセンターなどで売っている45Lツールボックスなどを利用。

  • 下 : 大型DWCコンテナ x 2

    トマトなど3-6ヶ月以上栽培すると根が大きくなる植物用に豊富な肥料を与えるための100Lのコンテナを利用。

収穫量

 1-3月4-6月7-9月10-12月合計
レタス-0 苗15 苗27 苗42
小松菜--0 苗17 苗17
カーリーケール--0 苗4 苗4

課題

  • 初めてのリモート農場のため、SwitchBotやRaspberry PIなどを利用しているが、元々廃墟のため、電気の設備が古く、一部のIOT器具が誤動作することがあるため、パワーサージなどを利用して電流を安定させる必要がある。
  • 7-8月、室内の気温が40度を超えることが多々あり、レタスが熱で弱くなってしまうことがあった。
  • 水耕栽培だとスポンジをつかって発芽させているが、発芽しない場合や途中で間引く際、スポンジが無駄にゴミになるため、スポンジやロックウール以外の地球にやさしいメディアを使うことが必須だと思われる。